「何を書けばいいの?」
そう言って日記や作文の途中で、手が止まってしまう小学生は少なくありません。
ですが、作文が書けない原因の多くは、書く力ではありません。
親が内容を直そうとするほど、子どもは正解を探してさらに書けなくなります。
逆に、気持ちや発見を引き出す声かけをするだけで、作文は驚くほどスムーズに書き進められるようになります。
この記事では、小3〜小4の子どもを中心に
・作文が止まる本当の理由
・すぐ使える声かけ例30選
・やりがちなNG声かけ
・家庭でできるサポートのコツ
を具体例つきで解説しています。
なぜ小学生の作文は止まってしまうのか

作文が苦手な子どもは、決して考えがないわけではありません。
むしろ、頭の中にはたくさんの出来事や気持ちがあります。
手が止まってしまう理由は主に3つです。
まず、「何から書けばいいか分からない」
次に、「気持ちを表す言葉が少ない」こと。
そして、「正しい答えを書かなければいけない」と思ってしまうことです。
特に小4前後になると、出来事だけでなく理由や学びを書くよう求められるため、急に難しく感じやすくなります。
作文が進む声かけの基本は3つだけ
難しい指導は必要ありません。
保護者は次の3つの質問だけで十分です。
・どう思った?
・なぜそう思った?
・前と違ったことはあった?
この順番で聞くと、出来事 → 気持ち → 理由 → 学びという小4作文の基本構成が自然に出来上がります。
小学生が書き出せるようになる声かけ例30選
作文の場面では、「長く書いて」「ちゃんと書いて」と言うよりも、答えやすい質問をすることが大切です。
たとえば、体験を書き始める前には、
- 「どこが一番楽しかった?」
- 「びっくりしたところはあった?」
- 「最初はどう思った?」
といった気持ちに注目した質問が効果的です。
子どもの中でもどんどんと書くべきことが整理されていきます。
続いて内容を広げたいときには、
- 「そのあと何をしたの?」
- 「誰と一緒だった?」
- 「どうやって分かったの?」
など、行動を思い出せる質問をします。
さらに、小4以降は学びを書く力も大切になるため、
- 「新しく知ったことは?」
- 「なるほどと思ったことは?」
- 「次やるならどうしたい?」
といった質問を加えると、文章に深みが出て読みやすくなります。
こうした質問をいくつか組み合わせるだけで、子どもは自然と文章を広げられるようになります。
このやりとりを何度か繰り返しているうちに、自分で考える癖がついてくるでしょう。
やりがちなNG声かけ
良かれと思って言ってしまいがちですが、
「もっと長く書いて」
「それ違うんじゃない?」
「ちゃんとした文章にして」
といった声かけは、子どもを正解探しの状態にしてしまいます。
まずは内容を否定せず、「そこ面白いね」「それいい発見だね」と、書きたい気持ちを後押しすることが大切です。
家庭でできる簡単サポート例(歴史学習の日記)
たとえば、わが子の場合ですが歴史の動画を見て平安京について学んだ場合。
「どこでびっくりした?」
「思っていたのと違ったところあった?」
「あとで何を調べたの?」
と聞くだけで、
・平安京が最後まで完成していないことに驚いた
・動画のあと本で調べた
・新しく知れて楽しかった
という内容が自然に出てきます。
これを順番に書くだけで、小4らしい読みやすい作文に自然となります。
→こちらの記事に具体的な表現方法をピックアップしています。
まとめ
小学生の作文は、書き方を教えるよりも質問の仕方を変えることが大きなポイントです。
・気持ちを聞く
・理由を聞く
・学びを引き出す
この3つを意識するだけで、作文はスムーズに書き進められるようになります。
自然とできているお子さんはなかなかいません。
まずは今日の出来事から、「どこが一番印象に残った?」と聞くところから始めてみてください。