徳島でトップレベルの人気を誇る公立中高一貫校「城ノ内中等教育学校」。
この記事では、偏差値・メリットデメリット・学校の雰囲気・受験対策まで、受験前に知りたい情報をすべてわかりやすくまとめます。
城ノ内中等教育学校はどんな学校?

城ノ内中等教育学校は、2004年に中高一貫の併設校として開校し、2020年から中等教育学校に移行しました。
2023年に完全移行し、さらに一貫性の高いカリキュラムになっています。
① 先取り学習(進度は速め)
英語・数学など主要科目は、中学3年のうちに高校内容に入る先取り型となっています。
予習復習が大事になりますが、そのぶん 学力が大きく伸びやすい環境です。
② 英語と国際教育に強い
- 「グローバルイングリッシュ」という独自科目
- オーストラリア研修などの海外プログラム
- 英語の学習時間が多い
徳島で英語をしっかり中学校から学びたい家庭からの人気が高い理由です。
③ 探究学習・STEAMが充実
自分で考えて動ける力が育つと言われています。
④ 部活動も盛ん
とくに
- 吹奏楽
- マーチング
この2つは評価が高い部活です。
文化部の実績が目立ちますが、運動部も種類が豊富です。
勉強だけでなく部活動にもしっかりと力を入れているので、充実した学校生活を送れるといった声も多くあります。
ちなみに私の知り合いは、「競技かるた部」に入りたいという理由で、城ノ内中を受験していました。
徳島では中学校の部活で競技カルタを扱う学校がないようです。
⑤学校行事が魅力
中高一貫なので、6年間で高校生と一緒に模擬店などの体験ができます。
通常の中学校では体験できないことが多く、「良い思い出になった」という声もたくさんあります。
城ノ内に向いている子・向いていない子
城ノ内に向いている子
- 勉強に前向き
- 英語や探究学習が好き
- コツコツ努力できる
- 中高6年間を受験なしで落ち着いて過ごしたい
城ノ内中に進学をする子どもたちは、将来の夢や目標を早い段階から意識している子が多く、目標に向かって主体的に取り組む姿が見られます。
城ノ内に向いていない子
- スピード速めの授業が苦手
- 遊び中心の学校生活を希望
- 受験対策や塾の負担を避けたい家庭
自分のペースで学習を進めたい子どもにとって、先取り学習は負担になってしまうこともあります。
お子さんのタイプを考えて城ノ内中学や鳴門教育大学付属、文理中などの選択をしたいですね。
6年間の学びの特徴
中高一貫だからこそできる「6年間の計画的な学び」
城ノ内中等教育学校は、中学校と高校が分かれていない6年間一貫教育を行っています。
高校受験がないため、学習内容を6年間で計画的に積み上げられるのが大きな特徴です。
中等部(1〜3年)では、基礎学力の定着とともに、「考える力」「読み取る力」「表現する力」を重視した授業が行われます。
高等部(4〜6年)になると、大学進学を見据えた発展的な学習へと段階的に移行し、無理なくレベルアップできるカリキュラムが組まれています。
知識の詰め込みではなく「考える力」を育てる授業
城ノ内の学習で特徴的なのは、単に答えを覚える学習ではなく、なぜそうなるのかを考えさせる授業が多い点です。
文章や資料を読み取り、自分の考えをまとめて説明する場面が多く、適性検査型入試と相性のよい学習スタイルといえます。
このような学びを積み重ねることで、将来の大学入試や社会に出てからも役立つ力が身についていきます。
探究活動・課題学習を通じて主体性を伸ばす
城ノ内では、調べ学習やグループワークなどの探究的な学習も重視されています。
与えられた答えを覚えるだけでなく、「自分で課題を見つけ、調べ、考え、発表する」経験を積むことで、主体性や表現力が自然と養われます。
人前で話すことが苦手な子でも、少しずつ経験を重ねることで自信をつけていける環境です。
英語・理数に力を入れたバランスのよい学び
城ノ内中等教育学校では、英語や数学などの主要教科にも力を入れています。
特に英語では、早い段階から読む・書く・聞く・話す力をバランスよく伸ばし、英検などの外部検定に挑戦する生徒も多く見られます。
理数系科目でも、基礎を大切にしながら、「考え方」を重視した指導が行われているのが特徴です。
学習と行事のメリハリがある6年間
勉強だけでなく、学校行事や部活動も大切にしているのが城ノ内の特徴です。
行事や日常生活を通して、仲間と協力する力や、責任感を育てながら、学習とのバランスをとった学校生活を送ることができます。
城ノ内中等教育学校の6年間の学びは、「受験のため」だけでなく、その先につながる力を育てる教育といえるでしょう。
城ノ内のメリット・デメリット

城ノ内中のメリット
① 学力が伸びやすい環境
授業の質が高く、周りも勉強に前向きな子供が多いです。
自然と学習習慣がつくという声が多く、学習意欲のある子にとっては素晴らしい環境と言えるでしょう。
② 先取りで余裕をつくれる
中学生の頃にすでに高校の勉強に進んでいるので、高校進学後には大学受験を見すえて早めに準備できるのは大きな強みです。
早くから大学受験の勉強に取り掛かることができるのはメリットですね。
③ 英語教育のレベルが高い
英語を武器にしたい子には最適です。
特に英語学習が重要視されてきている中で、中高一貫でしっかりと英語を身に付けることができます。
④ 探究・体験が豊富で成長できる
探究学習の量が多く、受け身ではなく「自分で考える子」になりやすいです。
自分で考えて行動できる子どもは、変化に強く自身が育ちます。
失敗しても立て直せる力もつくので、失敗を学びに変えられるようになるでしょう。
⑤ 公立なので費用面が安心
城ノ内中学校は公立なので、文理中学などの私立より学費負担が大幅に軽いのが魅力です。
その上で手厚い指導を受けられるのも人気の一つでしょう。
城ノ内中のデメリット
① 授業のスピードが速い
小学校と比べて普通の公立中学校ですら学習のスピードは速くなります。
城ノ内中はさらに先取り学習なので、中にはついていくのが大変という声も…
塾や家庭のフォローが必要な子もいます。
② 英語・数学に偏りやすい
国語・理科・社会が弱くなるケースもあるためバランスに注意が必要です。
一部の進学塾からは「英語・数学に力を入れ過ぎて、国語・理科・社会が疎かになりがち」と言った声もあります。
③ 受験のプレッシャーが大きい
適性検査+面接+調査書という本格的な入試対策が必要です。
城ノ内に入るために小学生のうちからしっかりとした対策をしなければいけません。
プレッシャーと感じる子どもも少なくはないでしょう。
④ 校則がやや緩め
中高一貫なのでどうしても高校の校則に近いという特徴があります。
実際の口コミでは「自由」「ゆるい」との声があり、気になる家庭もちらほらあるようです。
⑤ 行事や探究で忙しい
先取り学習だけでなく課題や活動量が多いので、負担に感じる子供もいます。
スケジュール管理が必要となってくるので、小学生のうちから自己管理をする習慣を少しでもつけておくと良いでしょう。
城ノ内中の受験対策はいつから?
本格的な対策は小5〜小6が中心
城ノ内中等教育学校を受験する場合、本格的な受験対策を始めるのは小学5年生頃からという家庭が多いです。
小学5年生では、文章読解や資料の読み取りに加えて、考えをまとめて書く練習など適性検査に必要な力を意識した学習を進めます。
小学6年生になると、過去問や類題に取り組みながら、時間配分や答案の書き方など、実戦的な対策に移行していきます。
小3・小4は「土台づくり」の時期
一方で小学3〜4年生の段階から、受験を見据えた土台づくりを始める家庭も少なくありません。
小学5年生までに公文式や珠算などで計算力を高め、水泳や体操教室などで体力づくりに取り組んで基礎作りをしている家庭もあります。
この時期に大切なのは、特別な受験勉強ではなく、本を読む習慣や算数の基礎(計算力)、自分の考えをまとめて話す練習をするという日常習慣です。
これらは、城ノ内の適性検査だけでなく、中学校以降の学習にもつながる力になります。
詳細はこちらの記事で
城ノ内受験と英検の相性は?
英検は城ノ内中等教育学校の入試で、直接的に加点されるものではありません。
しかし、英検対策を通して身につく力は、城ノ内受験と非常に相性がよいといえます。
英検は、受験対策の一部として無理のないペースで取り入れるのがおすすめです。
詳細はこちらの記事でも説明しています。
城ノ内中等教育学校の受験対策は、早く始めれば有利というよりも、段階に合わせた準備ができているかが重要です。
また、英検学習は城ノ内受験の直接対策ではないものの、学力の土台づくりとして相性のよい取り組みといえるでしょう。
まとめ
城ノ内中等教育学校は、家庭の考え方や子どもの個性によって、感じ方が大きく変わる学校です。
まずは情報を知り、わが子に合うかどうかを考えることから始めてみてください。
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